このサイトは、静的サイトとして書き出したファイル一式をXServerへ置いて公開しています。

ドメインを追加し、無料の独自SSLを有効にし、メールアドレスも作成。ファイルは手元のチェックを通していたので、あとはアップロードするだけだと思っていました。

実際には、そのアップロードの前後で5か所つまずきました。どれもサイトがまったく表示されない大きな故障ではなく、置いたつもりになって見落とす種類のものです。

サーバーへ置く作業に絞って、実際に起きたことを順番に書きます。

先に結論

ファイルを置く作業では、次の5か所を分けて確認すると手戻りが減ります。

  1. SSLの有効化と、HTTPからHTTPSへの転送は別の設定
  2. ZIPを展開した階層と、公開される階層は同じとは限らない
  3. 同名ファイルが自動で上書きされるとは限らない
  4. 画面に出ない設定ファイルは、見た目では確認できない
  5. 作業用に置いたファイルを、公開ディレクトリに残さない

特に1番目です。XServerの公式マニュアルにも、独自SSLの設定だけではHTTPからHTTPSへ自動転送されないと案内されています。

1. SSLが有効でも、HTTPのまま開くことがある

無料の独自SSLを有効にして、HTTPSのURLでサイトが表示できることは確認していました。それでも、スマートフォンから開いたときはHTTPのまま表示されました。

外部から応答を確かめると、http:// から始まるURLは転送ではなく 200 OK を返していました。原因は、アップロードした .htaccess に転送の設定が入っていなかったことです。

SSL証明書は、HTTPSで通信できるようにするための設定です。HTTPで来た人をHTTPSへ移すには、それとは別に転送の設定が要ります。この2つを同じものとして数えると、今回のような見落としが起きます。

修正では、HTTPとwww付きのアクセスを本来のHTTPSのURLへ301転送する設定を追加しました。あわせて、次回以降は転送設定が入っていない公開データを作れないよう、書き出し前のチェックに条件を足しています。

2. ZIPを展開した場所と、公開される場所は同じとは限らない

ファイルマネージャからZIPを展開したところ、ZIPと同じ名前のフォルダが作られ、その中にサイト一式が入りました。

ブラウザが読むのは、ドメインの公開ディレクトリの直下です。展開できたことだけを見て終えると、ひとつ深い階層にサイトが入ったままになり、期待したページが出ません。

展開した後は、トップページのファイルが公開ディレクトリの直下にあるかを見ます。フォルダ名ではなく、実際の階層を確認するのがポイントです。

3. 同名ファイルが自動で上書きされたとは限らない

更新版を置いたとき、同じ名前のファイルがそのまま残り、新しく置いたほうが別名になっていました。

この状態だと、新しいファイルをアップロードしたつもりでも、公開されているページは古いままです。ファイルの更新日時だけを見て安心せず、公開URLを開いて中身が変わったかまで確認したほうが確実でした。

4. 画面に出ない設定ファイルは、見た目で確認できない

.htaccess のような設定ファイルは、ブラウザで開いても表示されません。それでいて、HTTPS転送やアクセス制御に関わります。

HTMLの見え方だけを確認して終えると、3番の上書き漏れが設定ファイル側で起きていても気づけません。私は、転送が効いているかを実際にHTTPのURLで確かめることで、間接的に確認するようにしました。

5. 作業用に置いたファイルを、公開ディレクトリに残さない

アップロードに使ったZIP、展開後のフォルダ、名前が変わったコピー。これらは作業が終われば不要ですが、公開ディレクトリに置いたままだと、URLを直接指定すれば誰でも取得できる場所に残ります。

今回は、公開後にこれらが残っていることに気づき、公開中のファイルが消えないことを一覧で確かめてから削除しました。サーバー上での削除は元に戻せないため、手元に同じ内容のデータを残したうえで消しています。

作業用ファイルは、置いた本人しか存在を知りません。だからこそ、置いた直後にメモしておくと消し忘れません。

まとめ

XServerへのアップロードは、ファイルを置くところまでは難しくありませんでした。つまずいたのは、SSLと転送、展開した階層、上書き、設定ファイル、作業用ファイルの後始末という、置いた後に見えにくい部分です。

私が次回から必ずやるのは、アップロードの直後に http:// から始まる自分のURLを開くことです。転送が効いていれば1番と4番が同時に確認でき、表示された内容が新しければ2番と3番も確かめられます。

この記事の確認情報

最終確認日:2026年9月3日

確認に使ったもの

  • hitori-tool.comをXServerへ公開・修正した実作業の記録(2026年8月31日〜9月1日)
  • HTTP転送の応答確認と、作業用ファイルを確認して削除した記録

参照した公式情報

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