無料の独自SSLは有効にしてあり、https:// で表示できることも確かめていました。それでも、公開直後にスマートフォンから開くと、アドレスは http:// のままでした。

原因は、アップロードした .htaccess という設定ファイルに、HTTPからHTTPSへの転送が書かれていなかったことです。レンタルサーバーの比較表には、まず出てこない項目でした。

このサイトをXServerで公開するまでに触った管理画面を数えると、5つだけでした。比較表で目立つ機能のいくつかは、一度も開いていません。作ったのが静的サイトだったからです。

先に結論

公開作業で実際に触ったのは、次の5つです。

  1. ドメインを追加する画面
  2. 無料の独自SSL
  3. ファイルを置く画面(ファイルマネージャ)
  4. メールアドレスを作る画面
  5. .htaccess(転送の設定ファイル)

WordPressの簡単インストール、データベース、PHPのバージョン設定は使いませんでした。静的サイトで始めるなら、機能の数より、この5つを迷わず使えるかでサーバーを見たほうが判断しやすいと思います。WordPressで作るなら、見るべき機能は変わります。

実際に使った5つ

1. ドメインを追加する画面

取得した独自ドメインを、契約中のサーバーに登録する画面です。ここを通さないと、ドメインとサーバーがつながりません。

このサイトでは、すでに契約していたXServerに hitori-tool.com を1つ追加しました。

2. 無料の独自SSL

アドレスを https:// で開けるようにする設定です。今回はXServerの無料独自SSLを使いました。

ただ、冒頭のとおり、SSLを有効にしただけでは http:// で来た人は https:// へ移りません。転送は、5番の .htaccess で別に設定します。

3. ファイルを置く画面(ファイルマネージャ)

作ったサイトのファイルを、サーバーへ置く画面です。今回は管理画面のファイルマネージャを使いました。

比較表ではまず見ない部分ですが、記事を更新するたびに触る場所です。今回は、同じ名前のファイルが上書きされず、新しく置いたほうが別名で保存されていました。ファイルは置いたのに、公開中のページは古いままです。

アップロードでつまずいた所は、XServerへ静的サイトをアップロードしたときの記事に順番に書いています。

4. メールアドレスを作る画面

独自ドメインのメールアドレスを作る画面です。このサイトでは、問い合わせ先として公開するアドレスを1つ作りました。

5. .htaccess(転送の設定ファイル)

画面には表示されない設定ファイルです。HTTPからHTTPSへの転送や、www あり・なしの統一をここに書きます。

冒頭でHTTPのままだったのは、アップロードした .htaccess に転送の設定がなかったためでした。HTTPと www 付きのアクセスを、本来の https:// のURLへ301転送する設定を足して直しています。

それからは、ファイルを置いた後、最初に http:// のURLを開いて転送されるかを確かめるようにしました。

比較表で目立つのに、今回使わなかった機能

このサイトは、あらかじめHTMLを書き出しておく静的サイトです。そのため、次の機能は出番がありませんでした。

機能 今回使わなかった理由
WordPressの簡単インストール WordPressを使っていない
データベース 記事をファイルとして持っている
PHPのバージョン設定 サーバー側でプログラムを動かしていない

WordPressで作るなら、この3つはどれも使う機能です。

バックアップは、この表に入れていません。このサイトでは公開のたびに、差し替える前の公開ディレクトリを日時付きで残しています。ただ、XServerの自動バックアップから復元する操作は、まだ一度も行っていません。戻す前に何を確かめるかは、自動バックアップを復元する前の確認に分けて書きました。

選ぶ順番は、作り方から

比較表を先に見ると、機能の多いプランほど良く見えてしまう。今回の経験からは、順番を逆にしたほうが迷いにくいと考えています。

  1. 何で作るかを決める(WordPressか、静的サイトか)
  2. その作り方で触る作業を書き出す
  3. その作業ができるプランの中で、料金と更新のしやすさを比べる

WordPressなら、データベースやPHPに加えて、更新後の確認やバックアップからの戻し方も作業に入ります。保守をどこまで任せたいかで迷うなら、XServer for WordPressと普通のレンタルサーバーの違いも読んでみてください。

申し込む前に、公式ページで見る2点

機能とは別に、契約してから効いてくるのが次の2つです。

  • 更新時の料金: 表示されている金額が、最初の契約期間のものか、更新後のものか
  • 独自ドメインの特典の条件: 対象になるドメインの種類、特典を続けて受ける条件、使える数

どちらも変わることがあるので、申し込む時点の公式ページで確かめてください。シンレンタルサーバーと並べて条件を比べた内容は、契約前の5条件で比べた記事にあります。

契約した後に、最初にやること

サーバーを決めたら、ファイルを置いた後に一度だけ http:// から自分のURLを開いてみてください。https:// へ移れば、SSLと転送の両方が効いています。

今回つまずいたのは、比較表のどこにも載っていないその1点でした。

この記事の確認情報

最終確認日:2026年9月29日

確認に使ったもの

  • hitori-tool.comをXServerへ初回公開した際の機能利用記録
  • ドメイン・SSL・メール・転送・ファイル配置の設定記録
  • 公開前に公開ディレクトリを日時付きで複製している運用記録

参照した公式情報

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