この記事の内容(13項目)
MakeのFreeで匿名Webhookを動かしたところ、1回の実行は2 creditsでした。この数字だけなら、月1,000 creditsの無料枠でかなり試せそうに見えます。
一方で、料金表を読むと、FreeとCoreの差はcreditsだけではありません。15分より短い間隔で定期実行したい、三つ以上のシナリオを常時動かしたい、8日前の実行内容を調べたい。こうした条件は、月のcreditsが余っていてもFreeでは満たせません。
そこで今回は、実際に使ったFreeの範囲と、公式料金表で確認したCoreの仕様を分け、いつ有料化を考えるかを六つの条件で確認します。Core自体は契約していないため、操作性や安定性は評価しません。
先に結論:credits以外の制限に当たるまではFreeで試す
次の範囲なら、私はまずFreeで一つの処理を試します。
- 月1,000 credits以内に収まりそう
- 常時動かすシナリオは二つまで
- 定期実行なら15分間隔で問題ない
- 詳細ログを7日以内に確認できる
- 扱うファイルは5MB以下
- Make APIを使わない
反対に、Freeの制限で業務が止まるならCoreを比較します。目安は、1分間隔の定期実行、常時動かす処理が三つ以上、8日以上の詳細ログ、5MBを超えるファイル、Make APIです。
「何となく有料の方が安心」では決めません。先にFreeで匿名データを1件流し、実行履歴のcreditsと、運用で必要な間隔・ログ日数を確認します。
FreeとCoreの主な違い
2026年9月30日にMake公式料金ページを確認した内容です。料金や条件は変わるため、申込時は公式ページで再確認してください。
| 比較項目 | Free | Core |
|---|---|---|
| 月間credits | 1,000 | 選んだ枠。初期表示は10,000 |
| アクティブシナリオ | 2 | 無制限 |
| スケジュール最短間隔 | 15分 | 1分 |
| 1回の最大実行時間 | 5分 | 40分 |
| 詳細な実行ログの保持 | 7日 | 30日 |
| 最大ファイルサイズ | 5MB | 100MB |
| データ転送 | 512MB | 10,000 creditsで5GB |
| Make API | なし | あり |
Coreは、10,000 creditsの月払いを選んだ画面で月額12米ドルと表示されました。年払い、credits数、税、為替で実際の支払額は変わるため、この記事では日本円へ固定換算しません。
登録前に、カード入力と無料枠を確認する
2026年9月24日にFreeアカウントを作った際は、カード入力を求められずダッシュボードへ進めました。これは、その日に使った登録経路での確認です。
ただし、無料で登録できることと、使い放題であることは別です。Freeは月1,000 credits。公式料金ページのFAQでは、creditsを使い切ると、追加されるまでシナリオが停止すると案内されています。止まると困る仕事を任せる前に、使用量を確かめてください。
また、通常のFreeプランと、紹介リンクで案内されるCoreの無料体験は別のものです。登録画面では、選ぶプランがFreeかCoreの体験かを確認します。Coreの体験を選ぶなら、適用条件と終了後の料金を読んでから進めてください。
Freeから始めるなら、まず匿名データ1件で試せるか確認してください。ボタンからMake公式サイトへ移動します。Coreの操作性は未評価です。
1. 月1,000 creditsを超えるか
FreeとCoreを比べる前に、1回の実行で何credits使うかを確認します。
私がFreeで試したのは、匿名JSONをCustom webhookで受け、Routerで分け、通過した経路の組み込みToolsへ渡す小さなシナリオです。実行結果はSuccess、1秒未満、2 operations、2 credits、129.0 Bでした。
この構成だけなら、単純計算では月500回が一つの目安になります。ただし「必ず500回動く」という意味ではありません。受け取るデータ件数、通るモジュール、分岐、再実行、AI機能によって消費は変わります。
まず本番に近い匿名データを1件だけ流し、通常経路と例外経路のcreditsを記録します。その数字に月間件数を掛け、余裕を持たせて1,000以内ならFreeを続けます。
creditsとoperationsを分けて見積もる手順も確認できます。詳しくはMakeのcreditsとoperationsの違いに実測値を載せました。
2. 常時動かすシナリオが三つ以上あるか
Freeでアクティブにできるシナリオは二つです。作成しただけのInactiveなシナリオは手動で試せますが、自動で継続実行するにはActiveにします。
例えば「問い合わせを表へ記録」と「請求書到着を通知」の二つなら、Freeの上限内です。そこへ「入金結果を担当者へ知らせる」を常時動かしたくなれば、三つ目が必要になります。
ただし、処理を無理に一つへ詰め込んで上限を避けると、失敗時にどこから再実行するか分かりにくくなることがあります。三つ目が必要になった時点で、統合による保守の手間とCoreの費用を比べます。
3. 定期実行で15分待てるか
Freeの定期実行は最短15分間隔、Coreは1分間隔です。
日次集計や、数時間ごとの確認なら15分は問題になりにくいと思います。一方、問い合わせ直後の担当者通知や、在庫・予約のように数分の遅れが次の対応へ影響する処理では、必要な間隔を先に決めます。
「早い方がよい」だけでは有料化の理由にしません。15分遅れたときに、誰の何の作業が止まるのかを書き出します。困る場面が具体的に説明できるなら、1分間隔は費用と比べる価値があります。
ただし、Webhookなどの即時トリガーは別です。公式ヘルプでは、Webhookは通常、データの到着をきっかけに実行すると説明されています。15分という定期実行の制限だけで、Coreが必要とは決めません。
Webhookも定期処理に設定できるため、シナリオ画面で即時実行か定期実行かを確認します。今回の本人実測は手動実行だけで、即時実行での継続運用は試していません。
4. 8日前の詳細ログが必要か
Freeの詳細な実行ログ保持は7日、Coreは30日です。
毎日履歴を見る運用なら、Freeでも失敗を見つけられるかもしれません。しかし、月末にまとめて確認する、取引先から一週間後に問い合わせが来る、週末をまたいで原因を調べる場合は、7日では足りない可能性があります。
ログ保持だけで有料化する前に、失敗通知を受け取る方法と、業務側に残る記録を確認します。それでも後から入力と処理結果を詳しく追う必要があるなら、30日保持を判断材料にします。
5. 5MBを超えるファイルを扱うか
公式料金表では、最大ファイルサイズがFreeは5MB、Coreは100MBです。
テキストや小さなJSONだけなら、この差は問題になりません。画像、PDF、音声、動画を受け渡す処理では、普段の平均ではなく、実際に届く最大サイズを見ます。
大きなファイルをMakeへ通さず、保存先のURLだけ渡せる設計もあります。個人情報や機密情報を含むファイルなら、容量だけでなく、接続権限と保存先も先に確認します。
6. Make APIが必要か
CoreではMake APIが利用できます。料金表ではCoreのAPI呼び出し上限が毎分60回と案内されています。
ただ、最初の自動化でMake自体を外部から管理する必要は多くありません。アプリ同士をMakeの画面でつなぐだけなら、APIを理由に最初からCoreへ進む必要はないと思います。
シナリオの管理や実行を別システムから操作する要件が出たときに、APIの対象機能と上限を公式ドキュメントで確認します。
私ならこの順番で決める
- 自動化したい処理を一つだけ選ぶ
- 個人情報を除いた代表データ1件で手動実行する
- 通常時と例外時のcreditsを記録する
- 月間件数を掛け、1,000 creditsに収まるかを見る
- アクティブ数、間隔、ログ、ファイル、APIの必要条件を確認する
- Freeの制限で実際の業務が止まる条件が一つでもあればCoreを比較する
外部アプリをつなぐ前にWebhookだけ試す方法もあります。MakeのWebhookを匿名データで試した手順に操作範囲を記録しました。
Makeを無料で試してから判断する
この記事のリンクはMake公式アフィリエイトです。私はFreeで匿名Webhook、Router、実行履歴まで確認しました。Coreの操作性は未評価です。
登録後は、いきなり本番のGoogleアカウントや顧客情報を接続せず、匿名データ1件でcreditsと実行間隔を確認してください。現在のFree・Coreの条件と、紹介リンクに適用される特典は登録画面で確認できます。
今回確認した範囲
- Make Freeの登録と匿名Webhookの手動実行
- 2 operations、2 creditsと表示された実行履歴
- 2026年9月30日時点のFree・Core公式仕様
Coreの契約、1分間隔の定期実行、30日ログ、100MBファイル、Make APIは試していません。長期稼働時の安定性や削減時間も評価していません。
公式情報
- Make公式料金ページ(確認日: 2026-09-30。定期実行の最短間隔は2026-10-12、Freeの月間creditsと使い切った際の停止は2026-10-16に再確認)
- Make Help Center「Schedule a scenario」(確認日: 2026-10-12)
- Make Help Center「Webhooks」(確認日: 2026-10-12)
- Make Help Center「Active and inactive scenarios」(確認日: 2026-09-30)
- Make Help Center「Credits」(確認日: 2026-09-30)
この記事の確認情報
最終確認日:2026年9月30日
確認に使ったもの
- Make Freeで匿名WebhookをRouterへ通した手動実行
- Success、1秒未満、2 operations、2 credits、129.0 Bの実行履歴
- 2026年9月30日に確認したMake公式料金表
参照した公式情報
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