HubSpotに架空の連絡先を作り、案件を一つ紐づけました。取引のボードへ戻ると、案件名の下に連絡先の名前が表示され、どの人の案件かを同じカードで確認できました。
このサイトでは、請求・入金を扱うシートを自作しています。ただ、請求前の相談や「次に誰へ連絡するか」は、請求書の管理とは別の仕事。そこをCRMで追うとどうなるか、無料版で試しました。
結論は、請求の記録ではなく、相談から受注までの経緯と次の作業を追いたいなら、CRMを試す理由があるということです。顧客名と入金日を残すだけなら、先に今の一覧表を整える方法もあります。
請求書ができる前の仕事を試した
CRMは、顧客情報ややり取りを記録するための道具です。今回は実際の顧客を入れず、連絡先・案件・次の作業がつながるかに絞りました。
2026年10月2日の確認では、「アカウントと請求」のサブスクリプションに「無料」と表示されていました。有料版への変更や、メール・カレンダーの接続は行っていません。
試したのは次の一組です。
| 作ったもの | 架空データ | 確認したこと |
|---|---|---|
| 連絡先 | Taro Sample | メール・電話番号が空欄でも保存できた |
| 取引 | Sample automation consultation | 連絡先に紐づき、ボードに1件表示された |
| タスク | Sample follow-up | 連絡先から作成し、完了へ変更できた |
売上、返信、時短の効果を測ったテストではありません。実務へ入れる前の、最小の操作確認です。
名前だけでも連絡先を作れた
「コンタクトを追加」から「新規作成」を選ぶと、初回は設定の支援を受けるか、自分で設定するかの案内が出ました。「自分で設定する」を選んで入力へ進みます。
姓をSample、名をTaroにすると、担当者やライフサイクルステージの欄も表示されました。ステージは「リード」のまま保存。メールと電話番号は空欄です。
ここで役立つのは、本物の顧客情報を入れなくても、まず画面の流れを確認できること。
ただし、実運用でもメールを省けばよいという意味ではありません。公式ヘルプは、重複の判定や会社との自動関連付けにメールを使うため、登録を勧めています。レコード作成の公式手順で、その違いを確認できます。
案件を紐づけると、名前の一覧から一歩進む
「取引を追加」から架空案件を作り、コンタクトの選択欄でTaro Sampleを選びました。クローズ日は10月9日。ここでは案件を終える見込みの日として設定しています。
既定の「販売パイプライン」と「アポイント設定済み」を使い、金額は空欄にしました。作成フォームでは金額の通貨が明示されず、保存後のボードにはドル記号の集計が出たためです。日本円で使うなら、金額を入れる前にアカウントの通貨設定を確かめたいところ。
パイプラインは、案件を進み具合ごとに並べる一覧です。今回のボードには「アポイント設定済み」の列に1件表示され、カードには案件名、日付、Taro Sampleの名前が並びました。
顧客一覧だけでは「この人と、何の相談が進んでいるか」が別のメモへ散りがちです。顧客と案件をつなぐと、その確認先を一つに寄せられます。今回確かめたのは表示と関連付けまでで、受注漏れが減ったとは評価していません。
次の連絡をタスクにして、完了まで確認
Taro Sampleの詳細画面には「タスクを作成」がありました。件名をSample follow-up、期限を10月3日に設定します。
リマインダーは「リマインダーなし」のまま。タスク一覧でTaro Sampleへの関連付けと「開始前」を確認し、タスクの作業画面から「完了」を押しました。操作後は「完了」の表示へ変わっています。
顧客情報と次の作業を別々の場所に置くより、顧客の画面から作業を作れる点に使い道を感じます。ただ、作業を登録しなければ追えないのは同じこと。「明日連絡する」のように、終わったか判断できる件名と期限を入れる運用が先です。
なお、タスクの作成はメール送信ではありません。この確認では顧客へのメール、通知リマインダー、外部カレンダーとの同期を行っていません。タスクの公式手順には、関連付けや期限などの設定が案内されています。
CRMより先に、今のシートを直したい場合
困っているのが「請求書を作りたい」「入金日を揃えたい」なら、今回試したCRMの範囲とは違います。
自作シートで扱っているのは、見積書、請求書、入金状況です。相談の履歴や次回の連絡と、請求後のお金の記録は、同じ顧客に関する情報でも目的が違います。
どちらが先か迷うなら、まず止まっている仕事を一つ選んでください。
- 相談の履歴を探す、案件の状況を忘れる、次回の連絡が抜ける → CRMの最小テスト
- 請求書の作成や入金確認が止まる → 請求管理の見直し
- 帳簿や申告で止まる → 会計ソフトの範囲を確認
請求・入金と会計の違いは、自作の請求管理シートで担当範囲を分けた記事で比較しています。
最初から顧客一覧を全部移さない
今回は1人・1案件・1タスクの確認です。大量のCSV取り込み、メール連携、営業レポート、有料機能、実際の受注管理は評価の対象にしていません。
登録時は会社のサイト、規模、業種、電話番号の入力画面がありました。無料でも、初期設定やデータの移行は別に必要です。「登録すれば仕事が減る」とは考えず、今のメモから何を移すかを決めてから試したいと思います。
HubSpot無料CRMの公式ページで現在の条件を確認できます。この記事にはHubSpotのアフィリエイトリンクは掲載していません。
まず架空の相手を一人作り、相談を一件紐づけ、次の作業を一つ完了にする。その流れで「今の一覧表では足りない部分」が見えたら、実データを移す範囲を考える順番でよさそうです。
この記事の確認情報
最終確認日:2026年10月2日
確認に使ったもの
- 無料契約の画面で確認したコンタクト作成・取引関連付け・タスク完了
- メール空欄のTaro Sampleと架空案件1件を使用した2026年10月2日の確認
参照した公式情報
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